雑誌「チルチンびと」75号掲載 小笠原からの手紙
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写真と文=安井隆弥
やすい・たかや/1931年生まれ。生
物教諭として都立八丈高校勤務を経
て、78~91年、都立小笠原高校勤務。
定年退職後も小笠原に留まり、小笠
原野生生物研究会を設立。2000年に
NPO法人化、理事長となる。著書に
同会著『小笠原の植物フィールドガイ
ドⅠ、Ⅱ』(小社刊)がある。
小笠原のシダ植物
小笠原からの手紙
vol.9
世界自然遺産に登録され注目を集める、
小笠原の豊かな自然と文化を、
現地在住の研究者が紹介します。
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1/太陽の光を好むマルハチ。小笠原諸島の固有種。 2/リュウビンタイモドキ(母島)。 3/父島の固有種のメヘゴは日陰を好み林の中に生育
する。 4/湿潤な岩上に生育するオトメシダ(母島)。 5/林床の地上や岩上に群生するオオクリハラン(母島)。 6/岩上に着生するヒメタニ
ワタリ(母島では希産。北大東島に分布)。 7/長い単羽状複葉のナンカイシダ(北硫黄島)。 8/シマキクシノブは比較的短い羽状複葉(北硫黄
島)。 9/葉が二叉状に分岐して垂れ下がるナンカクラン(北硫黄島)。 10/陽光地の岩上や森の中の樹木の幹に着生するマツバランは、葉のない
茎が叉状に分岐して密に垂れ下がる。 11/長さ数10㎝になる線形の葉が特徴のオガサワラシシラン。
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