雑誌「チルチンびと」68号掲載 京都大原の山里に暮らし始めて 梶山正
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右上から反時計回りに /真夏に大原の
山を歩いた。暑くてバテ気味だったが、
生き生きと咲くリョウブの花から元気を
もらった。若葉はやわらかくて食べられ
るという。 /美しい羽を広げて蜜を吸
うキタテハ。 /高野川の土手に咲いて
いた、クズ。秋の七草の一つであり、太
い根から葛粉や生薬が採れる。 /稲刈
りが終わると大原の畦道は、真っ赤な彼
岸花で染まる。花から球根まで猛毒の植
物だ。
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