雑誌「チルチンびと」68号掲載 京都大原の山里に暮らし始めて

いよいよ庭に手を掛ける

ベニシアがバラの花とラベンダ ーでポプリをつくった。ポプリ のつくり方は、塩漬け法と乾燥 法の2種類ある。 暑かった夏が終わろうとしていた。 住み始めた大原の家には、駐車場が なかった。それで2カ月間以上も、 僕とベニシアは近所の道路脇に車を 2台停めていた。庭の一角を駐車場 に変えたい。早く何とかしないと、 このままでは近所迷惑だ。 駐車場にする予定の庭の一角には、 サツキ、モミジ、シラカシ、ナンテ ンが植わっていた。まず、移植作業 に取り組んでみたが、一人で大きな 木を移動させるのは難しかった。ロ ープやウインチを使うなど、体だけ でなく頭も稼働させる必要があった。 駐車場をつくるには、道路から1 メートルぐらいの高さの石垣を崩し て、土を削り取らなければならない。 木の移植だけでも大変だったので、 駐車場づくりは業者にお願いした。 駐車場ができて、ベニシアは庭に 手を入れたくなったようだ。仕事や 用事で京都市内へ行くたびに、彼女 はハーブや花の苗を買ってくるよう になった。家にいる時は、庭を掘り 返して石を取り除き、せっせと花壇をつくって植物を植え始めた。 もともと庭には、松や庭石が配置 された伝統的な日本庭園がつくられ ていた。ところが、ベニシアは子ど もの頃から憧れていた英国風コテー ジガーデンをつくりたいと言う。 「ここから向こうは、英国風の庭に 変えてもいいけど、真ん中の日本庭 英国風コテージガーデンには樹木だけでなく、草花、ハ ーブ、野菜なども植えるので、植物の種類がとても多い。

ページ数:4

このコンテンツを閲覧するには、FlashPlayer9以上がインストールされている必要があります。またJavascriptを有効にする必要があります。

ページ 1 2 3 4