『チルチンびと「地域主義工務店」の会』
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会員の声住まいは、生き方・文化のかたち「地域主義工務店の会」に参加してこんなに実績を上げています。2003年4月、10社で発足した『チルチンびと「地域主義工務店」の会』も今では全国に61社の仲間ができました。(2015年2月現在)ここに会員の声と実績の一部をご紹介します。入会時新築年間完工棟数10棟⇒2012年度新築完工棟数18棟宮城県㈱タカコウハウス代表取締役 髙橋 順さん「事業継承、売上増加、社員教育。私を育ててくれた工務店の会。」 弊社は、先代の父が大工から興した今年で創業32年の工務店です。和風住宅専門工務店でしたが、時代の変化とともに売上が落ちてきていました。当初、父は私の勉強のために入会を決めましたが、会で得た知識とこれまで培ってきた大工技術を生かし、自然素材の家に特化した結果、売上が増加。一昨年、私が社長に就任し、代替わりを無事に行えたのも、会で経営者の方々からさまざまな事を教わったからです。また、著名な建築家の講義を受ける機会が多数あり、社員のスキルアップにも繋がっています。 私を育ててくれたのは「工務店の会」です。売上を伸ばしながら、事業継承を考えている経営者、または2代目に入会をお勧めします。入会時新築年間完工棟数12棟⇒2012年度新築完工棟数18棟愛知県㈱エコ建築考房代表取締役 髙間 利雄さん「トップレベルの建築家、良い仲間と接し、自社がレベルアップした。」 私は以前より地域の工務店が勝ち残るにはどうしたら良いか悩んでいました。そんな折、地域主義工務店の会の入会説明会で、「工務店はデザイン力をつけ、全ての事に説明能力を持ち、地域文化に影響力を持たなければいけない」と会の方々に言われて入会を決めました。 その後、さっそく会の講師をしている建築家・田中敏溥氏に1棟設計を依頼。社員は同じく建築家の泉幸甫氏のデザイン講義などを通じて施主の生活要求を形にするデザインを学びました。トップレベルの建築家と接することで社員のモチベーションは上がり、会で知り合った良い仲間は自社にないものを気づかせてくれ、刺激を受けます。入会して2年ほどで受注件数や客層にも良い変化が表れています。今後は、わが社のブランド化をめざし、研鑽を積みたいと思っています。入会時新築年間完工棟数0棟⇒2012年度新築完工棟数7棟栃木県㈲響屋マネージャー 渡辺 明弘さん「地域工務店が生き残る道を学び取ることのできる会。」 平成17年2月の入会を機に、チルチンびとが提唱する木の家づくりに特化し、地域の林業家・製材所と連携を組み、地域の土や石・紙などを積極的に取り入れ地産地消の家づくりに取り組んでいます。現在、設計担当の妻と、営業経理の私、そして現場補助員の3名で年間7~10棟をていねいにお引渡ししています。 中途半端な健康住宅では、目の肥えたお客様に見破られてしまいます。会では、品確法や性能表示、耐震性能、省エネ基準のみならず、デザインまでも多角的に学び、「本物の木の家」の魅力をお客様にご提案出来る「説明力」がつきます。 工務店の会は、地域の工務店が生き残る道を学び取ることのできる「会」だと確信しております。皆さまの入会を歓迎いたします。入会時新築年間完工棟数8棟⇒2012年度新築完工棟数13棟香川県高陽建設㈱代表取締役 西尾 直樹さん「入会して井の中の蛙を痛感。見聞を広げて力がつく。」 当社は昭和35年に創業、在来軸組工法を中心とした工務店です。平成10年に先代社長が急逝し、以来2代目として会社運営に苦慮していました。今後の先行きが不透明な時代において、生き残るための何かをつかみたいという気持ちで平成21年8月に入会しました。 入会して得られた最大のメリットは、会員各社の情報交換が活発で、各社の取り組みや成功事例を直接目で見て、聞くことができることです。見聞が広がるにつれ、自らの取り組みがいかに「井の中の蛙」であったかを痛感しました。同時に、今まで雑誌でしか見たことのない建築家や著名人の話も直接聞くことができます。それらを咀嚼し、現在は伝統型からデザイン性の高い事業モデルにがらりと転換。業績にも良い変化が現われています。

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